安積店の薬剤師Hです
今回は目薬の容器について書きたいと思います。
目薬を使いやすく、より安全にするために各メーカーが日々研究をしています。今回はその一部をご紹介します。
千寿製薬の三角形のボトルはさしやすい点眼容器として2011年に「日本包装技術協会会長賞」を受賞しています。手に取りやすい大きさのボトル。キャップは転がりにくい多角形。1滴目は柔らかく出やすく、2~3滴目は硬く出にくくすることで、1滴だけが確実に出るように、先端のノズルが設計されています。
千寿製薬の三角形のボトルはさしやすい点眼容器として2011年に「日本包装技術協会会長賞」を受賞しています。手に取りやすい大きさのボトル。キャップは転がりにくい多角形。1滴目は柔らかく出やすく、2~3滴目は硬く出にくくすることで、1滴だけが確実に出るように、先端のノズルが設計されています。
参天製薬が2002年に生み出した「ディンプルボトル」は、患者さんの使いやすさと見やすさを追求して開発されました。「ディンプル」とは「くぼみ」の意味です。容器側面にくぼみを付けることで、持ちやすく軽く押すだけで常に一定の量が点眼できる設計になっています。2008グッドデザイン賞、2022日本パッケージングコンテストの「医薬品・医療用具包装部門賞」を受賞しています。
参天製薬が2002年に生み出した「ディンプルボトル」は、患者さんの使いやすさと見やすさを追求して開発されました。「ディンプル」とは「くぼみ」の意味です。容器側面にくぼみを付けることで、持ちやすく軽く押すだけで常に一定の量が点眼できる設計になっています。2008グッドデザイン賞、2022日本パッケージングコンテストの「医薬品・医療用具包装部門賞」を受賞しています。
わかもと製薬株式会社のNP容器は防腐剤を使わなくていい容器です。点眼薬には細菌から点眼薬を守るため、防腐剤が入っていますが、この防腐剤が目に障害を与えたり、アレルギー症状の原因となる場合があります。わかもとの点眼容器は、2種類のフィルターを装着することにより、防腐剤を添加しなくても内容液の無菌性を維持できる、眼に優しい点眼剤となっています。2007年度グッドデザイン賞を受賞しています。
ロートニッテンのPF容器もわかもと製薬と同じように防腐剤が入っていません。点眼薬を使用する患者さまの、防腐剤による目への負担を少しでも減らしたいというコンセプトでつくられています。0.22μmメンブランフィルターを用いた特殊な容器で外部からの細菌の侵入を防いでいます。「PF」はPreservative Freeの頭文字で、防腐剤無添加という意味です。2005年に日本包装技術協会の開催する「グッドパッケージング賞」を受賞しています。 いかがでしょうか。普段何気なく使っている目薬にも、使いやすさや安全のための様々な研究があったのです。郡山にある地域の健康コンサルタント調剤薬局ミッテルから点眼容器についてでした。