こんにちは。開成店薬剤師のI です。
この時期ニュースや新聞などで「ヒートショック」という言葉を耳にしたことはありませんか?
ヒートショックとは急激な気温の変化によって血圧が上下し、心臓や血管の疾患が起こる現象をいいます。
郡山消防救急統計によると、2018年から2020年の入浴中の事故による救急要請数は1月が116件と最も多く、次いで12月が106件、2月が93件と続き冬期間に多いという報告があります。
冬場に、昨日まで元気だった方がお風呂場やトイレで亡くなったという話を聞いたことはありませんか?それは「ヒートショック」だったのかもしれませんね。
今回はそんなヒートショックを起こさない為の予防策について紹介したいと思います。
- 入浴前に脱衣所や浴室を温めておきましょう
浴室暖房がないご家庭は浴槽にお湯を張る際、蓋をせずに給湯したり、最後の5分間を高い位置からシャワーで給湯すると蒸気で浴室全体を温める事ができます。
- お湯の温度は41度以下、入浴時間は10分を目安にしましょう
10分の入浴で体温は38度まで上がるそうです。
半身浴でも長時間入浴すれば体温が上昇するので長湯には注意しましょう。
- 食直後、飲酒時の入浴は控えましょう
食直後や飲酒時は血圧が下がり意識障害を起こす可能性が高まるので注意が必要です。
- 1人での入浴を控えましょう
異変にすぐに気づいてもらえるよう家族に一言声かけしてから入浴しましょう。どうしても1人で入浴する場合は日没前(午後2時から4時)の入浴が温度差も抑えられ比較的安全かもしれません。
ヒートショックはこのように予防ができます。
予防対策を取り入れて健康で安全な生活を送っていきましょう。
以上、郡山にある地域の健康コンサルタント調剤薬局ミッテルからのアドバイスでした。