こんにちは。桑野店薬剤師のKです。
下痢をしている時に何を食べさせていいか迷ってしまう経験はないでしょうか?
下痢になると腸の働きが異常に活発となるため、胃腸に負担のかからないように食材を選
ぶ事が大切になります。また調理したりする時にも一工夫することが重要となってきます。
今回は下痢の時にオススメの食材や調理法について紹介したいと思います
- 低脂肪・高たんぱく質なもの
胃に優しいものを食べたい時は、低脂肪で高たんぱく質な食材を選びましょう。
脂肪分の少ない食べ物や飲み物は消化時間が短時間なので、お腹の調子が悪い時の食事に向いています。
ただし低脂肪で高たんぱく質だからといって、過剰に摂取しない
ように気をつけましょう。食事量が多過ぎると、
胃に負担をかけてしまいます。
- 小さくてやわらかい食べ物
食材を小さくカットして、やわらかくなるまでしっかり
加熱するのがおすすめです。
大きいサイズのものや、かたい食材は消化するのに時間が
かかってしまいます。
- ゆでる・網焼き・蒸す・煮る調理方法
調理方法は主に6種類存在しており、ゆでる・網焼き・蒸す・煮る・炒める・揚げるの順にカロリーが高くなる傾向があります。
「ゆでる」や「網焼き」調理方法は、油を使わずに調理ができて、食品自体に含まれる脂肪分も落とすことが可能なので、胃に優しい食事を摂りたい方に向いています。油を使わずに調理する「蒸す」「煮る」調理も低脂肪な食事を心がけたい方におすすめです。
- 水分補給になる飲み物
下痢が続いていたり食事が摂れなかったりする場合は、経口補水液を利用するのもオススメです。経口補水液は水にナトリウムやブドウ糖などを配合した飲料で、からだに効率よく水分を吸収させられるメリットがあります。
~下痢の時に食べられる消化吸収の良い食べ物~
おかゆ・トースト・うどん・くず湯・ささみ・白身魚・半熟卵・りんご・バナナ・
やわらかく煮た野菜(ほうれん草・大根・にんじんなど)ヨーグルトなど
次に下痢の時に避けた方がいいものについても紹介していきたいと思います。
なぜ避けた方がいいかを知っておくことで、食材選びの参考にしてください。
- 脂質や食物繊維の多いもの
油脂類は消化に時間がかかり、胃腸に負担をかけるため、
また食物繊維は腸を刺激して排便を促す作用があるため、下痢のときには極力
控えましょう。
- 刺激が強いもの
スパイス(香辛料)や辛い物、塩味や酸味が強いものは胃酸の分泌を過剰にし、
胃腸の負担になるため、避けましょう。
- ガスを発生するもの
腸内で発酵してガスを発生し、発生したガスが腸を刺激してしまうため、
避けましょう
- アルコールやカフェイン量の多い飲料
アルコールは多量に摂取すると水分や電解質、糖分や脂肪を、からだに上手く吸収できずに排出してしまい下痢になります。
またカフェインを多く含むコーヒーなどの飲料を飲み過ぎると、消化管が刺激されて下痢を引き起こしやすくなるので避けましょう。
~下痢時に控えた方がいい食べ物~
豚バラ肉・ベーコン・ソーセージ・鯖・カレー・海藻・きのこ・こんにゃく・ごぼう・
レンコン・豆・イモ類・かぼちゃ・くり・コーヒー・アルコール・ケーキ・ナッツ類など
これらのものは胃腸に負担をかけてしまい、悪化させてしまうので控えるようにしましょう。
いかがでしたでしょうか?
これらのことを意識して、下痢の時の食事を考えてみてください。
また処方箋が無くても薬の事だけでなく、心配なことがあれば気軽に相談ください。
郡山にある地域の健康コンサルタント
調剤薬局ミッテルからのお知らせでした