OTC医薬品について

桑野店事務のSです。

病院が閉まってしまいほしい薬がもらえなかったときや、病院に受診するほどではないが体調が悪く薬が欲しいときなどはありませんか。

桑野店では、令和6年7月から薬局で販売するOTC医薬品を増やすことになりました。急な体調不良の際にも対応できるように今後も様々な種類のOTC医薬品を取り揃えていく予定です。薬のパッケージには効能効果の他にもよく見ると様々なものが書いてあります。

今回は薬のパッケージに書いてあることについてお話したいと思います。

OTC医薬品

OTC医薬品というのは「Over The Counter」の略語でカウンター越しに薬を購入することをいいます。この薬のいい所は病院がお休みで処方してもらえなかった場合や、急に薬が必要になった時でも処方箋なしでお渡しできるため、気軽に購入することができます。OTC医薬品は一般用医薬品と要指導医薬品に分類されています。

一般用医薬品と要指導医薬品

薬のパッケージの表面を見ると、○○医薬品と四角で囲んである文字か書いてあります。主に第1類医薬品、第2類医薬品、第3類医薬品などと分けられていますが、これらは一般用医薬品のリスクを表すものです。

第1類医薬品

副作用や安全性などを特に気を付けで飲まなければいけない薬です。

情報提供は義務付けられているため、薬剤師しか販売できません。

第2類医薬品

副作用や安全性など気を付けて飲まなければいけない薬です。

薬剤師または登録販売者が販売できます。主な薬は風邪薬、解熱鎮痛剤、漢方薬などがあります。

第3類医薬品

副作用や安全性などが、第2類医薬品より比較的リスクが低いお薬です。

薬剤師または登録販売士が販売できます。主な薬はビタミンB、C含有保健薬、整腸剤などがあります。

要指導医薬品

医療用医薬品から一般用医薬品に切り替わって間もない薬のことを言います。まだ取り扱いには十分注意が必要で、副作用のリスクが不安定なため、安全に使用されるように薬剤師の説明がなければ販売できない薬です。

医療用医薬品

医療用医薬品とは病院やクリニック等で医師が診察して処方された薬のことを言います。

効果が高いものが多いため副作用には留意して飲まなければいけません。そのため医師が診断した上で処方せんを出してもらい、医師や薬剤師の指示を守って安心して飲むことができる薬です。

薬のパッケージには他にも「セルフメディケーション税制」と記載のあるOTC医薬品があります。セルフメディケーションというのは病院で薬をもらうのではなく、自分自身で健康管理をすることを言い、国ではこれを推進しています。この税制はOTC医薬品の購入費用が高額になった場合一定の条件を満たすと医療費控除の特例で所得控除を受けることができる制度です。戻ってくる金額は1年間のOTC医薬品の購入額によって異なりますが、

所得税と住民税の負担を軽くすることができます。

薬のパッケージにはほかにもたくさんのことが書いてありますので、今度薬を購入する際にはぜひ見てみてください。

OTC医薬品は手軽に購入することができますが、自分の症状に合わせて飲むことが大切になってきます。アレルギーなどにより副作用が出てしまうことがあるので、購入する際には薬剤師や登録販売者に相談してみてください。症状を確認し、適切な薬を安心してご利用いただけるようサポートできたらと思います。

以上、郡山にある地域コンサルタント調剤薬局ミッテルからのお話でした。

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