危険!使用済み注射針は再使用禁止!!

ミッテル開成店薬剤師のIです。

今回は自己注射や、自己血糖測定などで使用する注射針の管理、廃棄方法についてお伝えしたいと思います。

血糖値を下げる目的に用いるインスリンや骨粗鬆症治療薬など、薬を自ら家庭で注射する治療方法(自己注射)が普及していますが、使用済みの注射針は適切に管理できてるでしょうか?

面倒くさい、もったいない、病院からもらってきた針が足りないなどの理由から一回使用した針を使い回しした経験はありませんか?

針を再使用することにより起こる問題点は、便利さや費用削減といった利点をはるかに上回るものです。

針の先端は、1回注射するだけで損傷を受ける可能性があります。

肉眼では見えなくても、顕微鏡でみると損傷していることがよく分かります。(図1)

そして、何回もその針を使用するごとに、損傷はひどくなります。

図1:顕微鏡で見た注射針の状態

    未使用の状態        1回使用後         6回使用後

また、針を再使用してはいけない理由には、具体的に下記のことが挙げられます。

針の再使用は

・感染症発症の危険性があります。

・針先の変形により痛みが増加したり、傷口が大きくなることがあります

・針の変形により針折れ・体内残留につながることがあります。

・非衛生的です。

以上のことより、針の再使用は絶対にやめてください。

最後に、開成店では使用済み注射針の回収も行っております。

そのままの状態でゴミ箱に入れたり、一般ゴミに出してしまうと、ご家族やごみ収集員の方が針刺し事故にあってしまうかもしれません。針刺し事故により血液を介して感染する病原体(B型・C型肝炎ウイルスなど)に感染する可能性があります。ご家族や誰かを傷つけてしまわないように以下の事に十分に気をつけて廃棄するようにしましょう。

使用済みの針は蓋のできる専用の廃棄容器がない場合は硬い容器(蓋付きの空き缶や炭酸飲料の入っていたペットボトル)に入れてください。

ビニール袋、紙袋、柔らかい素材のペットボトルなどは針が突き抜けてしまう可能性があるので入れないでください。

また、未使用の針も一般ゴミとして捨ててはいけません。未使用、使用済みに関わらず針は薬局又は病院で処分してもらってください。

適切な廃棄にもご協力よろしくお願いします。

郡山にある地域の健康コンサルタント調剤薬局ミッテル開成店からのお話でした。

参考:日本糖尿病協会ホームページ