~食物繊維、GI・GL(グリセミックインデックス・グリセミック負荷)、マインドフル・イーティングから考える~
こんにちは。
ミッテル開成店のYです。
暑さが和らぎ、過ごしやすい日々となりましたが、いかがお過ごしでしょうか。
今回は秋の味覚と血糖値に関して考えてみようと思います。
「食欲の秋」といわれるように、秋はおいしいものがたくさんあります。
さつまいも、栗、ぶどう、りんご、梨、新米、きのこなど、どれも秋を感じる食材ですね。
一方で、血糖値が気になる方からは、「甘いものが増えるけど、食べても大丈夫?」「果物はどのくらい食べたらいい?」といった質問をいただくことがあります。
そこで今回は、秋の味覚を「食べてはいけないもの」として考えるのではなく、食物繊維、GI・GL、そして「どう食べるか」という視点から、秋の味覚との上手な付き合い方を考えてみましょう。
☑️秋の味覚には「食物繊維」を含むものも
血糖を気にしている方にとって、食物繊維は大切な栄養素のひとつです。食物繊維には、食後の血糖値の上昇を緩やかにする働きが期待されています。
秋の味覚にも、食物繊維を含む食品があります。例えば、さつまいも、栗、きのこ類、りんごなどの果物があります。
食物繊維は水溶性のものと不溶性のものがあります。それぞれ特徴やメリットも異なるためバランスよく取ることが大切です。

(図1)
ただし、「食物繊維があるから、たくさん食べても大丈夫!」というわけではありません。さつまいもや栗、果物には糖質も含まれています。大切なのは、「食物繊維があるか」だけではなく、どのくらいの量を食べるのか見極める必要があることです。
☑️「GI・GL」って聞いたことがありますか?
GI(グリセミック・インデックス)は、食品に含まれる糖質が、どのくらい血糖値を上昇させやすいかを示す指標です。一般的には、GIが高い食品ほど食後の血糖値が上がりやすく、低い食品ほど上がり方が緩やかとされています。先ほどお話しした食物繊維はGIを低くしてくれるものになります。
自分の好みのもの・よく食べるもののGIは調べておくといいかもしれません。
でも、「GIが低い食品なら、たくさん食べても大丈夫」というわけではありません。ここで知っておきたいのが、GL(グリセミック負荷)という考え方です。
GLは、食品のGIだけではなく、実際にその食品をどのくらい食べるのかという量も考慮した指標です。
つまり、「その食品は血糖値を上げやすい?」だけではなく、「実際にどのくらいの糖質を食べることになる?」という視点を追加したものになります。
血糖管理では、GIだけではなく、「量」と「食べ方」まで考えることが大切です。
☑️「何を食べるか」だけではなく「どう食べるか」
ここで、もう一つ大切にしたいのが「マインドフル・イーティング」という考え方です。
マインドフル・イーティングとは、簡単にいうと、「今、食べているものに意識を向けて、味わいながら食べること」です。
例えば焼き芋を食べるとき。スマートフォンやテレビを見ながら、なんとなく食べるのではなく、色や形を見る、香りを感じる、一口食べて甘さや食感を感じる、よく噛んで味わう、そして「もう十分かな?」と自分のお腹や満足感にも意識を向ける。このように、食べることそのものに意識を向ける方法です。
☑️「食べてはいけない」から「どう楽しむ?」へ
血糖値を気にすると、「これは糖質が多いから食べない」「甘いものは禁止」と、食事を制限する方向に考えてしまいがちです。
もちろん、血糖管理のために食事の量や内容を考えることは大切です。でも、食事は毎日の楽しみでもあります。
だからこそ、「何を食べるか」だけではなく、「どのくらい食べるのか」、そして「どう食べるのか」まで考えてみませんか?
☑️秋の味覚を楽しむ3つのポイント
① 「量」を意識する
食物繊維を含む食品でも、糖質を含むものがあります。「体に良さそうだから」と食べ過ぎず、適量を意識しましょう。
実際にどのくらいの糖質をとるかは「ロカボ」を意識するといいかもしれません。
ロカボについて詳しく知りたい方はぜひ検索してみてください。

(図2)
② 「組み合わせ」を考える
ご飯、いも類、果物など糖質を含む食品だけに偏らず、野菜・きのこ・海藻・肉・魚・大豆製品など、食物繊維やGI・GLを意識しながらいろいろな食品を組み合わせましょう。
③ 「味わって食べる」
スマートフォンやテレビを見ながら何となく食べるのではなく、香り、味、食感を楽しみながら、ゆっくり食べてみましょう。
食物繊維、GI・GL、組み合わせ、そしてマインドフル・イーティング。こうした視点を持つことで、秋の味覚を楽しみながら、自分の血糖とも上手に付き合っていくことができます。
今年の秋は、「何を食べよう?」だけでなく、「どのくらい食べよう?」「何と一緒に食べよう?」「どうやって味わおう?」と考えてみませんか?
『食べることを楽しみながら、無理なく続けられる食生活をする。』それが、これからの血糖管理につながっていくのかもしれません。
ミッテル開成店では血糖に関わるポスターをさまざま掲載しております。
ポスター等はできる限りで更新しておりますので、ご興味がある方はぜひお越しください。
以上、郡山にある地域のコンサルタント
調剤薬局ミッテル開成店からのお話でした。
※本記事は一般的な情報提供を目的としています。糖尿病の治療中で食事療法について個別の指示を受けている方は、主治医・管理栄養士などの指示を優先してください。
引用:
(図2)ロカボオフィシャルサイト
https://locabo.net


























