学校薬剤師活動(環境検査と換気について)

社長の高橋です。

11月10日、郡山市立某小学校で教室の照度検査を実施しました。
また、新型コロナウイルス対策としての換気方法について相談が
ありましたので、各教室における換気対策を学校における新型
コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアルの『学校の
新しい生活様式』をもとに先生方と協議しました。

照度検査は、教室内の9か所(児童が使用している机の高さ)と
黒板の9か所で測定しました。

廊下側で窓がなく蛍光灯から離れた場所が一番、照度が低く、
626ルクスでした。黒板では、廊下側の床に近い場所が一番、
照度が低く、977ルクスでした。
全教室で測定したすべての場所において基準以下の照度はあり
ませんでした。

また、新型コロナウイルス対策として教室内では、気候上可能な
限り、廊下側と窓側を対角に常時換気し、扇風機を併用して空気
を循環させることになりました。

今年は、雪が多くなるとの予想がありますが、皆さんも家庭や
オフィスにおいて新型コロナウイルス対策として、一日数回、
少しの時間でもよいので窓を開けて、換気するように努めて
いただければと思います。

「照度」(しょうど)とは
物体の表面を照らす光の明るさで、
単位は、ルクスが用いられます。学校環境衛生の目的は、
1)健康の保持増進を図ること。
2)学習能率の向上を図ること。
3)情操の陶治を図ること。  が挙げられます。
学習能率の向上を図るためには、適当な照度の確保が不可欠で
あり、常に、照度500ルクス以上を確保することが大切です。
照度の測定器具は、写真のような照度計で測定します。
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郡山にある地域の健康コンサルタント
調剤薬局ミッテルからの報告でした。