緑内障について

安積店の薬剤師のHです
7月1日からACジャパン支援のテレビC Mとして、
日本眼科医会が作成した緑内障の啓発活動ビデオが放映されています。
ご覧になった方も多いと思います。

ac

緑内障は、日本の失明の原因の第1位であり、
40歳以上の20人に1人が緑内障と言われています。
しかし眼科に通院されている患者さんは2割ぐらいで、
8割は緑内障に気づかず、眼科を受診されていません。
それはなぜでしょうか。

緑内障は視神経が障害され、視野(見える範囲)が狭くなったり、
部分的に見えなくなったりする病気です。
ここで問題なのは、見えなくなっている事に「自分では気づかない」事です。

よく緑内障のイメージに下のようなイラストが使われます。

視野欠け1

緑内障が進んでいくと、だんだんと見えない部分が増えていきます。

視野欠け2

ですが、このイラストのように、
見えない部分が黒く欠けることはありません。
見えない部分があっても、実際の見え方は

視野欠け3

となり、通常と変わりません。
だから、見えなくなっている事に「自分では気づかない」のです。

なぜ視野が欠けても普段通り見えるのか。
片方の目の見えにくくなっても、もう片方の目が
それを補うことがあるのですが、
その他に、脳の働きが視界の欠けた部分を補う事があるのです。

盲点をご存じでしょうか。
目の構造上、生理的に存在する見えない部分の事です

盲点

左目を閉じて、下の画像の十字マークをじっと見てください。
そのまま、顔を画面に近づけたり遠ざけたりすると、
星マークが突然消えて見えなくなるところがあるはずです。
これが盲点です。

星マークが消えても、その場所が黒く欠ける事はありません。
背景の白地はそのままのはずです。
本当は見えてないのですが、脳が周りの状態から判断して、
白い背景を見せているのです。
脳の働きが、視界の欠けた部分を補っているのです。

下の写真は犬を散歩している風景なのですが、
緑内障による視野の欠けで、犬を連れている人が見えていません。
しかし脳が、消えた部分は景色が続いてると判断すると、このように見えます。

視野の欠け具体例

緑内障も血圧やコレステロールと同じで、
検査しないと自分では分からない病気です。

冒頭に緑内障は、日本の失明の原因の第1位と書きましたが、
それでも失明率は1%程度で、決して高いわけではありません。
ほとんどの方は、目薬だけで進行をくいとめることが可能です。

緑内障を早期に発見すれば、
生涯失明することなく生活することも可能です。
そのためにも40歳を超えたら
年に1回は眼科検診をおすすめします。

郡山にある地域の健康コンサルタント
調剤薬局ミッテルからのアドバイスでした。